2018年3月10日土曜日

第12回日本舞踊の体験から発表へ」の「発表会」を終えて


12回日本舞踊の体験から発表へ」の「発表会」を終えて

 
一月の催しでまず心配なのは「雪」。ことしの発表会は雪の心配が全くない好天気に恵まれました。が、残念なことにインフルエンザが大流行して、練習は一度も休まず頑張っていたのに発表会の朝インフルエンザにかかって、舞台に出られなかったお友達が2名いたのは、とても可哀想でした。今年は参加者が例年より多かったので二部構成にしてみました。また、男の子の参加が5名もあったので「越後獅子」は男の子だけで踊っていただきました。袴姿の男の子四人でのおどりはとても男らしく新鮮な演目となりました。みんな気に入ってくれていたのではないでしょうか?
「かくれんぼ」は立っているだけでも可愛い三人でした。いつまでも着物が好きでおどりが好きでいてほしいなあと願うばかりです。
「通り名の唄」は「かくれんぼ」より少しおねえさんです。馴染みの唄だけに、みんな歌いながら楽しく踊ってくれました。京都の通り名を唄にした曲なので歌い踊り継いでいきたいです。
「さくら」はピンクの扇を二枚持つ華やかな曲なので人気曲です。さくらを踊ってくれた皆さんはとてもしっかりしていて、先生の助けを借りなくても堂々と踊っていました。将来が楽しみです。
「元禄花見踊」のMちゃんは「第四回次世代育成講習」の修了生で、その成果を発表してくれました。先生方や大人の人々が踊る「充の会」も最後まで見てくれる程日本舞踊が好きなようなので、その興味を持ち続けてくれたらいいなあと思っています。

二部の最初の演目「元禄花見踊Part1」も人気曲で桜の枝を二本持って踊る華やかな曲です。みんな楽しそうに踊ってくれました。この曲を踊ってくれた皆さんの中にはリピーターも多く、舞台馴れしているようで、余裕さえ感じられました。
「元禄花見踊Part2」は、小学校12年生の参加者が多かったので、同じ曲の違う部分を猿若紐?を持って踊っていただきました。ちょっと曲が短かったので踊り足りなかったのでは?と心配しています。リピーターも多く、とても元気なお子さんが多いので来年もきっと頑張ってくれると思います。
この後は小学校三・四年から中学生というグループになりますので、体験とはいえ、日本舞踊の中ではお馴染みの曲にもふれていただきたいと考え、「藤娘」「汐
汲」「屋敷娘」に取り組んでいただきました。勿論、振りはそのままというわけにはいきませんが、みんなよく覚えてくれるので、先生もボヤっとはしておられぬ稽古の日々でした。着物も次第に身につき、年に一度、十回の取り組みとはいえ、日本舞踊の楽しさを十分味わってくれているようで、自己満足ながらこの事業の成果を実感しました。

西川 充






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